走っている最中に測るならストップウォッチ、撮った動画からあとで正確に読むなら動画タイム計測です。動画タイム計測には2つの使い方があります。
| ラップ分析(標準) | ゴール判定 | |
|---|---|---|
| 向いている場面 | 100m・200m・インターバルの区間タイム、通過タイム | 着順・ゴールタイムを1/240秒で確定したいとき |
| 撮り方 | 普通の動画でOK(30fps・60fps)、手持ちで選手を追ってよい | スロー撮影(240fps)、三脚固定(画面上の線にゴールラインを合わせるため) |
| 出るもの | 区間・累計・100mあたりのペース、ピッチ、ストライド | ゴールタイム、複数人の着順とタイム差 |
ラップ分析(標準)
撮り方
- 手持ちでかまいません。選手を追って撮ってください。三脚もコーンも不要です。通過点は動画のどのコマでも押せるので、「ここまで」と決めた瞬間(ラインを越えた、目印を過ぎた、など)で押せばタイムが出ます。
- 普通の動画で撮ります。スロー撮影は不要です。
- 撮影済みの動画をあとから読み込むこともできます。タイムはコマ数から出すので、カメラが動いていても結果は変わりません。
使い方
- 練習サポートの「動画タイム計測」を開くと、ラップ分析が選ばれています。動画を撮るか選びます。
- コマ送りでスタートの瞬間に合わせて「スタート」を押します。
- 通過点のコマで「このコマで通過」を押します。動画の上に旗を立てるイメージで、どのコマでも押せます。回数に上限はなく、最後に押したコマがゴールです。
- 一覧に区間タイムと累計が1/100秒で並びます。距離の入力は任意で、入れると100mあたりのペースも出ます(距離を正確に出したいときだけ、50m地点などの目印があると便利です)。行の✕で消せます。
- 「ピッチ」で区間の歩数を入れると、ピッチ(歩/秒)とストライド(m/歩)が出ます。
- 「結果を共有」でLINEやメモに書き出せます。「ノートに反映」で今日の練習ノートに「100m 11.95(50m通過 5.98、区間 5.98 - 5.97)」の形で入ります。
- 「この動画をAIで動作解析」を押すと、区間タイムやピッチをAIに渡したうえでフォームの講評が届きます(何秒のコマのどの動作か、が分かる形で返ります)。
ゴール判定
ゴールラインの真横からスロー撮影すれば、手押しのストップウォッチより正確に(1/240秒単位で)ゴールタイムが出ます。動画タイム計測の画面で「ゴール判定」に切り替えて使います。
用意するもの
- 三脚(スマホを固定できればOK)
- スタートの合図: 号砲・手拍子・「ドン」の声(音で自動検出できます)。腕を振り下ろす合図なら目で確認できます。
カメラの置き方
- 三脚をゴールラインの延長線上に立てます。ライン・カメラが一直線になる位置で、レーンの外側3〜5mが目安です。
- スマホは横向き、高さは胸〜目の高さ。レンズをゴールラインに沿って向けます(走る方向と直角)。
- 画角にゴールラインと、スタート地点(60m以内)またはスタート合図の人が入るようにします。
- 合図の人はカメラに見える位置で「腕を頭上から振り下ろす」と、その瞬間がスタートのコマになります。
撮影と判定
- 「スロー撮影する」→合図の少し前から録画→走者がゴールを通過したら停止。既存のスロー動画を選ぶこともできます。
- 「音からスタートを自動検出」を押すと、号砲や手拍子の音の瞬間がスタートのコマになります。距離を選んでおくと、音が届く遅れも自動で補正します。合図が見える動画なら、コマ送りで「腕が振り下ろされた瞬間」を手動で指定してもかまいません。
- コマ送りでゴールの瞬間(胴体がラインに達したコマ)に合わせ、ラインを重ねて確定します。複数人なら着順とタイム差が出ます。
- 結果はノートに反映できます。
注意
練習をサポートするためのツールです。競技会の計測・判定には使えません。